2016年05月14日

第44回ビジネス英語文化研究分科会のお知らせ

更新日:2016年05月14日

 今回は、映画を通して理解できる「スペイン語と英語のCode-switching」というミニシンポジウムを企画しました。第42回例会に続いて、コード・スイッチングの研究の第2弾です。  2008年に製作・上演されたアメリカ映画Vicky Cristina Barcelona(『それでも恋するバルセロナ』)を通して、スペイン語と英語とのコード・スイッチングについて考察します。分野を超えて良き交流の場となることを期待しています。                                                 分科会代表 岡田広一 日  時: 2016年5月28日(土)13:40~17:00 (受付開始:13:10)(懇親会:17:20~18:40) 会  場: 関西外国語大学、中宮キャンパス(〒573-1001 大阪府枚方市中宮東之町16-1)2115教室(2号館1階15教室)、                                        懇親会場:炭火焼肉えん(関西外大近くの店)   【プログラム】  開会の辞:13:40~13:45 「諸連絡」<分科会代表 岡田広一>   (司会:武藤 輝昭)  映画鑑賞:13:45-15:50 Vicky Cristina Barcelona (『それでも恋するバルセロナ』2008)              <英語音声・英語字幕で鑑賞>  解説:岡田 広一 <関西外国語大学(短期大学部)准教授>    休憩:15:50-16:05(15分間)  ミニシンポジウム:16:05-17:00<発表35分、質疑応答20分>(司会:岡田広一)    アメリカ映画Vicky Cristina Barcelona (2008) から学ぶスペイン語と英語とのコード・スイッチング                                岡田広一・武藤輝昭<関西外国語大学(外国語学部)准教授>    懇親会:17:20-18:50(司会:岡田広一) 〔映画鑑賞・解説・ミニシンポジウムの要旨〕   (1) Vicky Cristina Barcelona (『それでも恋するバルセロナ』2008) <英語音声・英語字幕で鑑賞>  Vicky Cristina Barcelona (『それでも恋するバルセロナ』2008)は、Woody Allen 脚本・監督によるRomantic Love Comedy であり、Allen の多くの作品と同様に、不安定な愛に翻弄される男女の姿が、滑稽に描かれている。性格も生き方も違う二人のアメリカ人女性、Vicky (Rebecca Hall)とCristina (Scarlet Johansson)が、Barcelonaでひと夏を過ごす。そこで画家のJuan Antonio(Javier Barden)と出逢う。彼は別れた妻Maria Elena (Penelope Cruz)の精神的・感情的不安定さに悩まされていた。Juan Antonioは、Oviedo の町で週末を過ごさないかと二人を誘う。観光し、おいしいものを飲み食いし、セックスを楽しもうと提案する。恋愛に対して本能的に行動するCristinaはすぐに同意するが、分別があり伝統的な恋愛観を持ち婚約者のいるVickyはJuan Antonioの申し出を断りながら、Cristinaを見守るために一緒に出掛ける。Cristinaが食中毒で寝込んでしまったため、VickyはJuan Antonioと観光に出掛ける。彼の元妻との無秩序な関係を聞くうちに、VickyはJuan Antonioを理解し始める。街を歩き、詩人である彼の父親を訪ね、夜にはギターの演奏を聴く。暗い林の中でVicky はJuan Antonio の誘惑に屈してしまう。Vicky はこれを秘密にする。元気になったCristina はJuan Antonio の自宅で過ごす。そこへ、Juan Antonio の元妻Maria Elena が自殺未遂をしたのちにやってきて、3人の奇妙な、しかし、均衡のとれた暮らしが始まる。   (2) Vicky Cristina Barcelona (2008) から学ぶスペイン語と英語とのコード・スイッチング(武藤輝昭・岡田広一)。  コード・スイッチングとは、一人の話者が場面や状況に応じて少なくとも二つのコード(言語または方言)を交互に切り替えながら話す行為であり、多言語社会においてしばしば見られる現象である。昨年(2015年)5月の例会では、米映画Witness (1985)を通してアーミッシュ・コミュニティーにおけるドイツ語と英語の切り替えについて考察したが、今回のVicky Cristina Barcelona (2008)におけるスペイン語と英語の切り替えは、アーミッシュ・コミュニティーでのスイッチとは異なった特徴が見られる。本シンポジウムでは、コード・スイッチングの具体的な機能や役割を明らかにしていきたい。   参加費: 日本メディア英語学会会員無料、非会員も無料、開催校関係者も無料   懇親会費: 1,000円程度<各自注文・各自で支払い:炭火焼定食1,026円、トンテキ定食788円>   申込: 当日参加も可能ですが、人数の把握のため、できるだけ事前にE-mailで、参加申込をしてください。特に、懇親会は5月25日      (水曜日)までにお申し込みいただけますと幸いです。               日本メディア英語学会ビジネス英語文化研究分科会事務局(岡田広一・本館8F 809研究室)               〒573-1001 枚方市中宮東之町16-1 関西外国語大学内、E-mail:otraction@yahoo.co.jp

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