2020年02月17日

第129回西日本地区研究例会プログラム更新のお知らせ

更新日:2020年02月17日

第129回西日本地区研究例会を開催いたします。今回は、新入会員の先生にご発表いただきます。また、「メディアとしての文学」に関する座談会も開催いたしますので、文学に関心のある方もお誘いあわせの上、どうぞ奮ってご参加いただけますようご案内申し上げます。

■日時:2020年2月29日(土)13:00~16:35(12:30受付開始)

■場所:大阪電気通信大学駅前キャンパス305号室
〒572-0837 大阪府寝屋川市早子町12-16
TEL 072-824-8900   FAX 072-824-8903
*京阪本線寝屋川市駅下車 徒歩3分
詳しくは、下記WEBサイトをごらんください。
https://www.osakac.ac.jp/institution/campus/access/

参加費:無料(予約不要)

新入会員研究発表会

テーマ:「メディアとしての文学」

13:00~13:05 開会挨拶
13:10~14:10 新入会員研究発表 中内啓太会員
■タイトル: 「The Giving Treeー翻訳の違いからみる英語」
■発表要旨:翻訳を通したメディアとしての文学テクストとして、Shel Silverstein(1932-1999)の絵本The Giving Tree (1964)を取り上げる。この本には1976年に出版された本田錦一郎(1926-2007)の訳本と2010年に出版された村上春樹(1949-)の訳本がある。これら二つの訳本を比較し、そこから見えてくる英語表現が持つ日本語訳への可能性と、読者への伝わり方の違いを分析していく。加えて、英語教育への活用の仕方についても考えていく。

14:10~14:20 休憩
14:20~15:20 会員研究発表 杉村寛子会員
■タイトル:「‘Scope for Imagination’Anne of Green Gablesにおける「想像力」のゆくえ」
■発表要旨:Anne of Green Gables(1908)において、主人公Anne(アン)は頻繁に‘scope for imagination’や‘imagine’ということばを用い、自分が思い描いたことについて長広舌をふるう。またテクストの所どころで、それらに類する‘fancy’や‘reverie’などのことばも使われている。本発表では、intertextuality(間テクスト性)の観点からSamuel Taylor Coleridge(1772-1834)による‘imagination’と‘fancy’の区別を意識しつつ、この小説における「想像力」の問題について(現時点で能うる限り)考察したい。

15:20~15:30 休憩
15:30~16:30 「メディアとしての文学」に関する座談会
16:30~16:35 閉会挨拶

問い合わせ先:
稲永知世(西日本地区長)
inenaga@bukkyo-u.ac.jp

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