2020年02月01日
第149回新語・語法研究分科会の報告
更新日:2020年02月01日
第149回新語・語法研究分科会の報告
日時:2020年1月11日(土)14:00~17:00
会場:中央区立明石町区民館 洋室5号室
(東京メトロ日比谷線「築地」駅下車、3番出口を出て、聖路加国際病院前を過ぎ、
聖路加タワー前の信号を渡り、「かざぐるま」の向こう隣の建物。徒歩約6分。
都バス「東15甲・乙 東京駅八重洲口―深川車庫」に乗車。「聖路加病院前」下車。
徒歩1分。住所:東京都中央区明石町14番2号;電話:03-3546-9125)
プログラム
1.新語・語法フォーラム
司会: 鈴木 理枝会員 (東京情報大学)
2.研究発表 1
発表者: 石山 宏一会員 (ジャーナリスト)
題目:「2019年「ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10を英訳すると」
要旨: 本発表は昨年12月2日公開された『現代用語の基礎知識』の2019年「ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10を英訳する試みである。大賞語には年間大賞語「One Team」が選ばれ、トップ10語のなかには「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」等があり、できるだけ原意に忠実に訳したいが、その新語の裏には欧米にないコンセプト(conceptつまり「文化・思考」)があるので、英訳が困難な場合がある。つまり、英語に翻訳の際は訳者の今までの日英両語に対する素養、能力、研ぎ澄まされた感覚が問われる。
3.研究発表 2
発表者: 三田 弘美会員 (口語英語研究所所長)
題目:「American Dialect Society が選定した2019 Words of the Yearに関
する一考察」
要旨:The American Dialect Societyは、1990年より「その年に、新たに顕著になった“vocabulary item”であること」を選定基準に、“Word of the Year”を選定してきた。2020年1月5日の年次大会で選ばれた30回目の“Word of the Year”は、“(my) pronouns”である。“(my) pronouns”が選ばれた背景と米国社会の変化を併せて紹介する。
4.新語・語法研究分科会の次期代表選出の選挙 1月11日(土)16:30-16:45
選挙管理委員長: 小池 温会員
小池温委員長より「次期代表の選挙は、欧米で国際会議から町内会に至るまで、選挙の指南書と言われている米国人Henry Martyn Robertの”Robert’s Rules of Order”(1876)の基本的なルールに従いたい」と提案あり、実施された。
委員長より、ロールコール(投票する会員の自己紹介)は省略と発言。委員長「立候補はありますか?(Move?)」 鈴木理枝氏「立候補します(I Move)」 委員長「Second?」石山宏一氏「Second(支持)」鈴木氏「立候補の理由を話させて下さい」(省略)
委員長「他にご意見は?」福田健一氏「女性の代表ならおだやかに会が進むと思います」委員長「投票方法はVoice, Rising, Show of Hands, Ballotがありますが?」 石山宏一氏「Show of Hands.」委員長「採決に入ります」(挙手あり)委員長「圧倒的多数で鈴木理枝氏が次期代表に承認されました。これにて選挙は Adjourned(閉会)。」
--------------------
問い合わせ先: 新語・語法研究分科会 須永紫乃生
E-mail: sinob117@soleil.ocn.ne.jp
電話&Fax: 045-851-3728、緊急連絡は 090-1468-9541