2019年11月14日
東日本地区第101回研究例会開催のお知らせ
更新日:2019年11月14日
今回の東日本地区研究例会は、記念すべき101回目にあたり、新しいスタートを切ります。今回も、株式会社いいずな書店様のご協力を頂き、開催の運びとなりました。下記ご参照のうえ、どうぞ奮ってご参加いただけますようここにご案内申し上げます。
日時:
2019年12月7日(土)13:30-17:00(受付開始時間:13:30~)
会場:
株式会社いいずな書店
〒110-0016 東京都台東区台東1-32-8 清鷹ビル3F
会費:
会員・学生 無料(非会員500円・予約不要)
交通アクセス:
https://www.iizuna-shoten.com/access/
連絡先:
吉原 学[日本メディア英語学会東日本地区長、東京経済大学]
第1部:分科会研究発表(14:00-15:00)
発表者:桝原 克巳会員 (目白大学非常勤講師)
発表題目:「大学教科書『ニュース英語で4技能を鍛える インプットからアウトプットへ』発行に向けて―日本における英語習得のポイントを踏まえた教材制作―」
要旨: 英語教育・メディア研究分科会のプロジェクトとして、三修社と協力し大学教材を発行する(2020年2月)。日本における英語の習得と教育の問題点を概観し、それを踏まえた教材制作の概要を説明する。今までの大学教材にはあまり見られないような特徴(CEFRによる難易度表示、側注の充実等)や、教授用資料や音源等へのこだわりについても述べる。
プロフィール:
桝原 克巳氏(ますはら かつみ)
日本メディア英語学会 理事、英語教育・メディア研究分科会代表。東京都小学校英語教育研究会 理事。
慶応義塾大学 法学部法律学科 卒業。目白大学大学院 言語文化研究科 英語・英語教育専攻 修士課程 修了。昭和女子大学大学院 文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程 単位修得満期退学。塾講師、企業英語研修(パナソニック、日清食品等)で英会話、TOEIC等を教える。武蔵野大学、杏林大学、文京学院大学、昭和女子大学で講師を務める。TOEIC990点、英検1級。
著書:文部科学省検定小学校教科書『Junior Sunshine 5』『Junior Sunshine 6 』(共著、開隆堂、2020年2月発行予定) 、Mini-Activities in University Non-Major English Classes (1) (金子朝子 等共、2016 . 3, 昭和女子大学現代教育研究所)
翻訳:「外国語教育〈7〉グローカル時代の外国語教育」(桝原克巳、岡秀夫 共、 2015.2, 朝日出版社, pp. 85-97 "Localizing the Global in Lingua franca interaction and English language pedagogy" )
第2部:講演(15:20-16:45)
発表者:田中 茂範氏(PEN言語教育サービス代表、慶応義塾大学名誉教授)
発表題目:「我が国の英語教育におけるThe CEFRの再考」
要旨:The CEFRは日本の英語教育に大きな影響を与えている。can-do, 統一基準としてのグランドスケール、複合言語主義などよく知られている。しかし、The CEFRの理論的スタンス、can-do記述の原理などは広く理解されているとはいいがたい。この発表では、The CEFR(2001)とは何かという問題に加え、The CEFT Companion Volume(2018, 改訂版)のエッセンスについて解説していきたい。
プロフィール:
田中 茂範(たなか しげのり)
2016年から2019年の3年間、ココネ言語教育研究所での活動を経て2019年10月1日に、ココネ言語教育研究所から独立して、新たに「PEN言語教育サービス(PEN Language Education Services)」を秋葉原に設立した。また、現在、JICA語学研修諮問委員会座長、財団法人国際交流サービス協会アドバイザー、ベネッセ教育総合研究所ARCLE理事、智学館中等教育学校、高木学園高等学校の英語教育アドバイザーを務める。また、NHK英語教育番組『キーワードで英会話』『わかる使える英文法』を担当 (2006-2007)、テレビ東京番組『ハロー毎日かあさん』監修 (2011-2012)、高等学校検定教科書『コミュニケーション英語 PRO-VISION 1-3』 (桐原書店)編者代表、『Eゲイト英和辞典』(ベネッセ)編集主幹、BE-GO(現在、Challenge English)(ベネッセ)監修など、幅広く英語教育の分野で活躍されている。