2017年03月10日
第123回 西日本地区例会のお知らせ(更新)
更新日:2017年03月10日
日時:2017年4月8日(土)14:00~17:00(13:30受付開始)
場所:関西外国語大学中宮キャンパス1号館2階1205教室
http://www.kansaigaidai.ac.jp/access/
〒573-1001 大阪府枚方市中宮東ノ町16-1
参加費:無料(予約不要)
第1部:三分科会紹介(14:00~14:30)
メディア英語談話分析研究分科会、ビジネス英語文化研究分科会、メディア英語教授法・教材研究分科会の活動紹介。
第2部:研究発表(14:45~17:00)
■【発表1 メディア英語談話分析研究分科会】(14:45~15:45)
■発表者:
渡部敬子会員(山梨県立北杜高等学校講師)
石上文正会員(人間環境大学名誉教授)
冨成絢子会員(北海道大学大学院准教授)
■発表題目:「トランプ氏の勝利とSNS:批判的ディスコース分析の観点から」
■発表要旨:批判的ディスコース分析の理論的支柱の一人であるTeun van Dijk(1996)は、パワー(権力)とディスコースへのアクセス可能性の違いについて論じ、権力やアクセスの差がもたらす不平等を指摘している。しかしながら当時と比べ現在は、情報環境が大幅に変化し、権力とアクセスの関係にも影響を与えたのではないかと考えられる。本発表では、こうした変化や影響の象徴的な事例として2016年アメリカ大統領選挙でのトランプ大統領の誕生を取り上げ、トランプ氏のツイッターに注目する。ツイッターを権力とアクセスの観点からどのように捉えられるのか、またその特徴がどのようにトランプ氏の勝利へとつながったのかを考察する。
参考文献:van Dijk, T. A. (1996) ‘Discourse, power and access,’ in C. R. Caldas-Coulthard and M. Coulthard (eds) Texts and Practices: Readings in Critical Discourse Analysis. London: Routledge.
■【発表2 メディア英語教授法・教材研究分科会】(16:00~17:00)
発表者:
村上裕美会員(関西外国語大学短期大学部准教授)
稲永知世会員(佛教大学特別任用教員(講師))
塩見佳代子会員(立命館大学教授)
中島美智子会員(関西外国語大学短期大学部准教授)
中野三紀会員(大阪大学大学院)
■発表タイトル:「映画を用いた教授法研究」
発表要旨:メディア英語教授法・教材研究分科会では今年度から、映像を用いた教授法研究を行っています。毎回、参加メンバーが独自の視点から授業において映像を活用する手法を、教育効果を上げる目的でデザインされたフォーマットに沿って紹介し、参加者と教育効果を検討しています。本発表では、村上裕美がデザインしたフォーマットの意義について説明し、実際の教授法を稲永知世はキャリア教育、塩見佳代子はスポーツビジネス、中島美智子はスピーチに見るポライトネス、中野三紀は文法学習と、各人の視点から4例をご紹介します。
■問い合わせ先:
稲永知世(西日本地区長)(milkywayooo129@hotmail.co.jp)