2015年08月20日

第43回ビジネス英語文化研究分科会のお知らせ

更新日:2015年08月20日

第43回ビジネス英語文化研究分科会例会のご案内

 今回は、テクスト研究学会第15回大会のシンポジウム「ジョン・ラスキンのスタイル」に参加させていただくことにしました。なお、テクスト研究学会は午前10時半から開かれており、ご参加も可能です。
 分野を超えて良き交流の場となることを期待しています。               分科会代表 吉村耕治

日時:2015平成27828日(金)13:35~16:45(受付13:20から)
会場:関西外国語大学(中宮キャンパス)ICC4階ICCホールと音楽室
〒573-1001 大阪府枚方市中宮東之町16番1号   Tel. 072-805-2801 (代)
アクセス:京阪電車「枚方市駅」下車、京阪バス「北3番」か「北4番」より「関西外大前」下車(約8分)。
バスは5分以内おきに出ています。ICCは「関西外大前」より約200m手前です。

◇研究発表  13:3514:10ICC 4階音楽室)(発表:20分、質疑応答:15分)
                                                                    司会:吉村耕治
   “The Essay and the Hourglass: One Way to Teach Basic Essay Organization”
                         Stephen Shrader(関西外国語大学准教授)

休憩(14:10~14:25)

◇シンポジウム 14:2516:45ICC 4ICCホール)
  テーマ:「ジョン・ラスキンのスタイル
            司会・講師:川端康雄(日本女子大学教授、英文学)
                講師:虹林 慶(九州工業大学教授、英文学)
                講師:真屋和子(慶應義塾大学講師(非)、仏文学)
                講師:花角聡美(一橋大学講師(非)、英文学)

〔研究発表の要旨〕
“The Essay and the Hourglass: One Way to Teach Basic Essay Organization”(Stephen Shrader)
     The conventions of non-fiction writing differ in Japanese and English, making it challenging to teach beginning (English major) writers how to compose ideas effectively in the new language. The presenter will show one way to use an essay from Nan’un-Do’s Reading Fusion 1 textbook to visually introduce students to the “parts” of an English essay. This can help students with reading comprehension, summarization skills, and composition. This is not a publisher sponsored presentation; however, Nan’un-Do has given permission to use images of the essay as the presenter shares how he uses this textbook to teach both reading and writing. The technique could be used with other texts as long as the selected sample essay is well written.
〔シンポジウムの要旨〕
 英国19世紀の代表的な批評家の一人であるジョン・ラスキン(John Ruskin, 1819-1900)は、オクスフォード大学在籍中に建築専門誌に『建築の詩美』(The Poetry of Architecture, 1837-38)を発表して以来、晩年の自伝『プラエテリタ』(Praeterita, 1885-89)の執筆まで、半世紀にわたって執筆活動をおこなった。『近代画家論』(Modern Painters, 5 vols., 1943-60)に見られるような息の長い壮麗な文体がラスキンの著作の典型的な特徴として受け取られているが、扱う主題(それは非常に多岐にわたる)と執筆年代、また想定された読者層によって文体は微妙な変化を示している。その一方で、「壮麗な文体」という形容では捕捉できない、ラスキン独特の筆致がその多種多様な著作に通底しているように思われる。その要素はいかなるものか、またどこに由来するのか。その文章力の根底に、幼少期以来母親から受けた聖書の朗読の日課があり、またワーズワースやバイロンといったロマン派詩人の作品への耽溺があったことは、伝記的事実として確認できるが、それだけで済ますわけにはいかないだろう。生前、ヴィクトリア時代に当代の偉大な文人として(大方の)讃仰の的となり、逆に没後にモダニズム作家たちによって忌避されて(大方)忘却の淵に沈められ、20世紀後半に再評価の機運が高まって現在に至っている、この批評家の仕事の意義と魅力を、「スタイル」を鍵語として探ってみたい。
参加費: 日本メディア英語学会会員無料、非会員も無料、開催校関係者も無料
懇親会費: 4,000円<今回は、テクスト研究学会の懇親会に参加させていただきます。>
申込: 当日参加も可能ですが、人数の把握のため、できるだけ事前にE-mailで、参加申込をしてください。
   特に、懇親会は8月25日までにお申し込みいただけますと幸いです。
   日本メディア英語学会ビジネス英語文化研究分科会事務局(吉村耕治・本館10F第1研究室)
   〒573-1001 枚方市中宮東之町16-1 関西外国語大学内、E-mail: yoshim-k@kansaigaidai.ac.jp

Media, English and Communication”第5号(通巻第54号)発刊のご案内

更新日:2015年08月20日

[大会基調講演]
メディア英語研究の新たな地平
 染谷 泰正.....................................................................................................................1[ミニ・シンポジウム]
 相田 洋明・河原 清志・染谷 泰正

[研究論文]
Syntactic Knowledge Through English News as a Vehicle for Writing Performance
 Kazumi Tsutada.........................................................................................................15

[研究ノート]
英国からみた日本の姿~英国週刊新聞The Guardian Weeklyの日本関連の記事から
 藤村ウィルソン 香予...............................................................................................37

豪州移民国境警備省のテクストの<表象>と目的
 仲西 恭子....................................................................................................................59

[博士論文要旨]
Foreign Language Classroom Contexts and Students' Uptake: A Corpus-Based Study
 Yukiko Ohashi............................................................................................................75

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