2023年10月30日
第104回 東日本地区研究例会のお知らせ
(「新語・語法研究分科会」・「英語教育・メディア研究分科会」共催)
更新日:2023年10月30日
第104回 東日本地区研究例会を、12月9日(土)午後2時より、東日本地区の二つの分科会(「新語・語法研究分科会」・「英語教育・メディア研究分科会」)との共催にて開催いたします。東日本地区はもちろん、中部地区、西日本地区からの参加も歓迎いたします。(会場入構申請とZoom情報連絡のため、事前申込制です。)
【日時】:2023年12月9日(土) 14:00~17:00
【開催形式】:ハイブリッド形式
<対面>:チエル株式会社 チエルーム<定員30名>
(品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー22F)
<オンライン>:Zoom<定員100名>(前日までにZoom情報送付予定)
【申込】:こちらのURLからお申込みください。どなたでも全国からご参加いただけます。
https://forms.gle/eyUGPws2tmz8vGas9
【締切】:11/26 (日)(対面)・12/6 (水)(オンライン)
※定員に達した場合締切
【会費】:無料(会員・非会員共)
【連絡先】:畠山 由香子 [日本メディア英語学会理事、お茶の水女子大学講師]
hatakeyama.yukako[a]ocha.ac.jp (※アットマークに変更して下さい)
第1部:会員発表(14:00-15:00)
発表者:北村 友宏会員
発表題目:「英語のスキル向上を求めているのはどのような学生か?計量分析を用いた生徒像の解明」
要旨:本発表では、計量分析の手法を用いて、どのような学生が英語の会話や読み書きなどのスキルを向上させたいと望んでいるのかを明らかにする。生徒本人およびその母親に着目して分析を行うことで、親子間での期待の一致や乖離の影響に関しても分析を行っていく。英語のスキル向上を望む生徒像を明らかにすることは英語教育のあり方を議論する上でも重要な示唆を与えるものとなると考えられる。
発表者プロフィール:
北村 友宏(きたむら ともひろ)
慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程在籍。同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。
社会階層論、計量社会学、教育社会学を専門とする。
現在、社会階層論の立場から日本における教育機会の不平等について研究を行っている。
賛助会員によるライトニングトーク・休憩 (15:00-15:30)
第2部:講演 (15:30-17:00)
講演者:鳥飼 玖美子氏(立教大学名誉教授)
発表題目:「NHK英語教育番組での25年を振り返って」
要旨:NHKのテレビ番組(放送メディア)にて、足かけ25年にわたり、放送英語教育に関わった経験を振り返る。これまでに携わった各番組のコンセプトについて紹介すると共に、英語教育の観点からどのような工夫がなされているのか、監修・講師として番組にどのような助言や提案をしているのかなど、番組作成の裏話もお伝えする。1時間30分の講演の内、30分は質疑応答の時間として、参加者からの質問にお答えする場としたい。
講演者プロフィール:
鳥飼 玖美子(とりかい くみこ)
立教大学名誉教授。専門は、英語教育学、通訳翻訳学、異文化コミュニケーション学。
大学在学中から同時通訳者として活躍し、アポロ11号月面着陸生中継の同時通訳を担当。その後大学教員に転じ、東洋英和女学院大学教授を経て、1997年から立教大学教授。
「ニュースで英会話」「世界へ発信!SNS英語術」「太田光のつぶやき英語」など、NHKの英語教育番組の監修や出演は足掛け25年に及ぶ。
「歴史を変えた誤訳(新潮文庫)」「通訳者たちの見た戦後史ー月面着陸から大学入試まで(新潮文庫)」「異文化コミュニケーション学(岩波新書)」「よくわかる英語教育学(著者代表、ミネルヴァ書房)」ほか著書多数。また、「やっぱり英語やりたい(幻冬舎新書)」を11/29に刊行予定。時事英語学会(日本メディア英語学会の前身)元副会長。