11月, 2018年
東日本地区第99回研究例会
更新日:2018年11月15日
今回の東日本地区研究例会は、株式会社いいずな書店様のご協力を頂き、開催の運びとなりました。下記ご参照のうえ、どうぞ奮ってご参加いただけますようここにご案内申し上げます。
日時: 2018年12月8日(土)13:30-17:00(受付開始時間:13:30~)
会場: 株式会社いいずな書店
〒110-0016 東京都台東区台東1-32-8 清鷹ビル3F
会費: 会員・学生 無料(非会員500円・予約不要)
連絡先: 吉原 学[日本メディア英語学会東日本地区長、東京経済大学]
manabicreation@gmail.com
第1部:分科会研究発表(14:00-15:15)
発表者: 有江 和美会員 (武蔵野大学・聖心女子大学)
発表題目: 中国返還後の香港映画産業の変貌。映画産業にみる一国二制度とは。
要旨:
香港が中国に返還されたのが1997年。返還より50年間は香港人による自治権が認められる事になり香港は一国二制度という中国の一部でありながら独自の政治体制が許されている場所として歩み始めた。それから約20年。香港は変わったのか。香港といえばかつて一世風靡したジャッキーチェン等のアクション映画を輸出する場所としても栄えていた。中国の一部として変わりゆく香港で映画産業がどのように変貌しているのか考察したい。
プロフィール: 英語教育・メディア研究分科会:有江和美
武蔵野大学・聖心女子大学兼任講師。
英国ウエストミンスター大学院にて映画学修士号取得。
英国ロンドン大学ゴールドスミス大学院にてメディアコミュニケーション学修士号取得。
香港中文大学School of Journalism and Communicationにて香港映画ビジネスを学んだ。
CS放送字幕翻訳業を得て現職。
武蔵野大学のメディアリテラシーのクラスは様々な国の留学生が多数受講しており各国の検閲事情を学生と一緒に学ぶ事にやりがいを感じている。中国・香港の映画産業に関心を抱いている。
第2部:講演(15:30-16:45)
発表者: 阿部 一氏(英語総合研究所所長、元獨協大学外国語学部及び同大学院教授)
発表題目: 「生きた素材のマルチメディア、マルチモーダルコーパス化の試みと学習者の音声表現力改善への可能性」
要旨: 英語学習者にとっては、ネットをはじめいろんな様々なメディアを通じて生きた英語の素材が瞬時に手に入る実に恵まれた時代である。しかし、映画、ドキュメンタリー、ニュース、スピーチなどをはじめとしたせっかくの数多くの映像や音声も、なかなか教育現場では効果的に活用できていないという声も多い。ここでは英語教育の新しい方向性を睨んでそれらを使って特に「音声表現力」を高める工夫と可能性について考えてみる。
プロフィール: 阿部 一氏(あべ はじめ):
現在、英語総合研究所所長として主に上場企業の英語研修及び各研究機関への言語データ提供などを行っている。長く教育現場で教鞭を取り、獨協大学国際交流センター長も務めた。その他、武蔵野美術大学、立正大学などでも教鞭を取った。元・NHKラジオ「基礎英語3」(1994~96年) 講師。文部科学省をはじめ、英検や各都道府県の教育委員会・教育センターなどで、日本人教師や外国人講師に多数の講演会、研修会、ワークショップなどを行っている。2005年より阿部一英語総合研究所(英総研)所長。最新理論に基づいた“分かりやすく使いやすい”各種の指導テクニックの研修会には定評がある。理論と実践の橋渡しに関心があり、使いやすく実践的で効率的な教材作りや、現職教員の指導などに当たっている。
交通アクセス: ①秋葉原駅(JR)昭和通り口から徒歩9分・750m
http://www.iizuna-shoten.com/html/modules/system2/index.php?id=15%22
②御徒町駅(JR)北口から徒歩11分・850m
http://www.iizuna-shoten.com/html/modules/system2/index.php?id=16
③末広町駅(東京メトロ)1番出口から徒歩7分・550m
http://www.iizuna-shoten.com/html/modules/system2/index.php?id=17
中部地区第72回研究例会のご案内
更新日:2018年11月11日
中部地区では、下記の通り第72回研究例会を開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
【日時】 2018年12月9日(日)14:00-17:00
【会場】愛知淑徳大学星ヶ丘キャンパス1号館5階
*地下鉄東山線「星ヶ丘駅」(3番出口)から東山通りを北に徒歩5分程度
【参加費】 会員・非会員ともに無料
【内容】
第1部 研究発表(14:00-15:00)
石上文正会員(人間環境大学名誉教授)
「『神話』としての大統領就任演説にみられるトランプ大統領の“型破り”」
第2部 招待講演(15:15-16:45)
吉枝道生氏(中日新聞社会部長・元ニューヨーク支局長)
「ドナルドとエルモ~米国の移民取材から」
【発表要旨】
アメリカ大統領の就任演説には、慣例的な要素が含まれ、かなり定型化されているという。発表者は、2018年10月の年次大会で、「N. グッドマンの『世界制作』理論の紹介と応用――オバマ大統領とトランプ大統領の世界制作について」と題した発表において、この点を確認した。そして、結論として、オバマ大統領の就任演説は従来型であり、それを「神話」として結論づけた。いっぽうのトランプ大統領の就任演説には、従来の神話性がみられず、これを「削除」したと考えることができるという結論も得た。つまり、この点において、トランプ大統領は“型破り”である。
今回の発表では、なぜ従来の定型的就任演説は「神話」なのか、その機能はいかなるものなのか。では、トランプ大統領の「神話」の否定=削除は、なにを意味しているのであろうか。この点について、社会学者のバーガーとルックマン(1977)とバーガー(1979)などの社会学的知見を用いて考察する。
年次大会での発表は、ディスコース分析であったが、今回は社会とことば、社会とディスコースの関係についての研究という位置づけである。
参考文献
バーガーとルックマン(1977)、(山口節郎訳)『日常世界の構成――アイデンティティと社会の弁証法』東京:新曜社
バーガー、P.L. (1979)(薗田稔訳)『聖なる天蓋――神聖世界の社会学――』東京:新曜社
「ドナルドとエルモ~米国の移民取材から」(ニューヨーク特派員時代の取材経験)
【講師紹介】
吉枝道生(よしえだ・みちお)氏
1967年生まれ。1990年国際基督教大卒、中日新聞社入社。中日新聞社会部、東京新聞社会部などの記者を経て、2007-10年マニラ支局長、2013-15年ニューヨーク支局長。現在は中日新聞社会部長
*なお、例会終了後、懇親会(会費4,000円程度)を企画しております。予約の都合上、参加をご希望の方は、事前に宮原(下記連絡先)までご連絡をいただけますと助かります。
【問い合わせ先】
宮原淳(岐阜聖徳学園大学)(email: miyahara@gifu.shotoku.ac.jp)
第142回新語・語法研究分科会開催のお知らせ
更新日:2018年11月03日
第142回新語・語法研究分科会開催のお知らせ
日時:11月10日(土)14:00~17:00
会場:中央区立明石町区民館 洋室4号室
(東京メトロ日比谷線「築地」駅下車、3番出口を出て、聖路加国際病院前を過ぎ、
聖路加タワー前の信号を渡り、「かざぐるま」手前の小道を入り右側の建物。
徒歩約6分。住所:東京都中央区湊3-2-1。電話:03-3546-9125)
プログラム:
1.新語・語法フォーラム 司会:田中 治生会員
2.アメリカ最新情報
発表者:花岡 蔚会員(元第一勧銀海外役員、シンガーソングライター)
タイトル:「米国中西部を廻って」
内容:コロラド州ボールダー、ワイオミング州シャイアン、サウスダコタ州ラシュモア山な どでの見聞録。シャイアンには巨大米空軍基地があり3つあるミサイル防衛基地の一つに。 市民はこれをどう思っているか?
3.研究発表
発表者:石山 宏一会員(ジャーナリスト、大妻女子大学院)
タイトル:「トランプ大統領の中間選挙作戦」
内容:就任2年目を終える大統領は「中間選挙は大統領の人気投票ではない。米国議会議員 の審査だ」と公言する。同大統領は異色の施策を繰り出し、要職スタッフを入れ替え、各国 に関税引き上げを要求し、 America First を推し進めているが、これで中間選挙は勝て たのであろうか。
会費:400円
問い合わせ先: 新語・語法研究分科会 須永紫乃生
E-mail: sinob117@soleil.ocn.ne.jp
電話&Fax: 045-851-3728、緊急連絡は 090-1468-9541