9月, 2018年
第8回(通算第60回)年次大会プログラムのお知らせ
更新日:2018年09月22日
第8回(通算第60回)年次大会プログラムのお知らせ
一般社団法人日本メディア英語学会(JAMES)第8回年次大会予告・研究発表/実践報告募集
(旧 社団法人日本時事英語学会 通算第60回年次大会)
■開催日時:2018年(平成30年)10月20日(土)14時~17時, 10月21日(日)10時~17時
*通算第60回の記念大会として2日間で開催します。会員の研究発表・実践報告は2日目の21日(日)に行います。
■大会テーマ:「メディア英語と現代日本社会」
大会1日目
特別講演:田中茂範氏(ココネ言語教育研究所ディレクター。慶応義塾大学名誉教授)
シンポジウム:阿部一氏(英語総合研究所所長。元獨協大学外国語学部及び同大学院教授)、帯野久美子氏(インターアクト・ジャパン社長。元和歌山大学理事・副学長)、田中茂範氏(ココネ言語教育研究所ディレクター。慶応義塾大学名誉教授)
大会2日目
基調講演:高田和典氏(ブルームバーグ東京支局長)
■プログラム:こちら
■会場:東京学芸大学 北講義棟(N棟)
(〒184-8501 東京都小金井市貫井北町4-1-1)
■交通アクセス:こちら
キャンパスマップ:こちら
2017年度期 夏季セミナー開催の報告
更新日:2018年09月18日
2018年9月7日に関西大学 千里山キャンパスで開催された今年度のJAMES夏期セミナーが盛況のうちに終了いたしました。今年は、日本通訳翻訳学会(JAITS)と合同で開催されました。そもそも今回の企画は、2012年に合意された学会間の学術交流協定に基づいています。その協定は、双方の学会員が、セミナーの共同開催など幅広く学術的に交流をし、学術研究の発展に貢献することを目的としています。
第1部では、テーマ「今後のメディア英語研究と通訳翻訳研究の展望」のもと、本学会からは、歴代の会長または現会長の、石上文正名誉会員(人間環境大学)、相田洋明会員(大阪府立大学)、船山仲也名誉会員(神戸市外国語大学)がご登壇されました。石上会員は、時代の変遷や翻訳技術の進化を踏まえ、英語教育の意義や今後の位置づけとメディア英語研究の展望についてお話をされました。相田会員は、JAMESのこれまでの歴史と学会誌に掲載された研究の傾向、学会の今後の展望についてお話をされました。船山会員はJAMESとJAITS両学会の会長を務めてこられたご経験から、両学会の発展やそれぞれの良さについてお話をされ、両学会の今後の実のある交流について言及されました。
第2部では、テーマ「メディア通訳翻訳とメディア英語の実務と研究課題」のもと、JAMESからは金井啓子会員(近畿大学)がご登壇されました。金井副会長は、通信社勤務のご経験とニュース翻訳の現場と課題についてお話をされました。その後、放送通訳シンポジウムとセミナーがつづき、日本の放送通訳の歴史と現状、現場の通訳者・翻訳者が直面される訳出の課題など、臨場感のあるお話を伺うことができました。
ご登壇いただいた会員の先生方、ご参加・ご協力いただいた関係者のみなさまにお礼を申し上げます。
【更新】第126回西日本地区研究例会のご案内
更新日:2018年09月13日
第126回西日本地区研究例会のご案内
下記の通り、第126回西日本地区研究例会を開催いたします。今回は、教育における通訳翻訳の可能性についてのシンポジウムを開催いたします。どうぞ奮ってご参加いただけますよう、ご案内申し上げます。
日時:2018年9月15日(土)
14:00~17:00(13:30受付開始)
場所:佛教大学二条キャンパスN1-211
http://www.bukkyo-u.ac.jp/about/access/nijo/
〒604-8418 京都市中京区西ノ京東栂尾町7
JR嵯峨野線二条駅・京都市営地下鉄(東西線)二条駅から徒歩1分
参加費:無料(予約不要)
シンポジウム
教育と翻通訳~どのメディアをいかに教育に応用するか~
概要:本シンポジウムでは、通訳翻訳の実務家もしくは通訳翻訳研究の専門家ではない諸氏が、教育における英日語の通訳翻訳について、通訳学のみならず、ジャーナリズム研究、文学研究、第二言語習得研究の立場から報告する。どの素材を用いて翻訳通訳を授業で行なっているのか、そして、教育における通訳翻訳の位置付けやその目的、効果など、教育における通訳翻訳の様々な側面について問題を提起する。各パネラーの報告を受け、教育における通訳翻訳の裾野を広げ、教育における通訳翻訳の定義の多様性について議論を重ね、理解を深める。
スケジュール
14:00~14:05 開会挨拶
14:05~14:10 パネラーの紹介と言語教育における通訳翻訳の動向
南津佳広会員(大阪電気通信大学)
14:10~14:35 「『ニュース翻訳塾』でメディア業界就職を後方支援」
金井啓子会員(近畿大学)
14:35~15:00 「思考の軌跡をたどる―文学テクストの翻訳の可能性―」
杉村寛子会員(大阪電気通信大学)
(10分休憩)
15:10~15:35 「理系学生X翻訳 読みを深めるための取り組み」
工藤多恵会員(関西学院大学)
15:35~16:00 「逐次通訳訓練手法はモノローグ・スピーチ産出の訓練にどこまで貢献しうるか」
南津佳広会員(大阪電気通信大学)
(15分休憩)
16:15~16:55 各発表者のまとめとフロアからの質疑応答
16:55~17:00 閉会挨拶
■金井啓子会員(近畿大学)
【題目】「『ニュース翻訳塾』でメディア業界就職を後方支援」
【概要】メディア業界を目指す学生を主な対象とする有志の勉強会『ニュース翻訳塾』について検討する。勉強会では、学生が既に日本語では内容に触れている社会的事象に関して英語メディアが報道した記事を翻訳させて話し合い、英語の読解力を高めると同時に、独自の切り口への理解を深めることを目指している。翻訳の評価手法、勉強会に関するメリットやデメリット、勉強会における翻訳の定義などに触れていく。
■杉村寛子会員(大阪電気通信大学)
【題目】「思考の軌跡をたどる〜文学テクストの翻訳の可能性〜」
【概要】所与の世界を言語化する文学テクスト。読者はことばを拠りどころとし、自らが生きる文脈に基づき、同時にテクストが産み出された文脈も意識しつつ、そのテクストの世界をイメージし、構築していく。この解釈の過程はまさにひとつの思考であり、教室において文学テクストを読ませる者にとって興味は尽きない。そこで、翻訳という読者による言語化によって、その思考の軌跡をたどれるのではないかと考えた。本発題では、多様な解釈に開かれた文学テクストの翻訳が思考の深化に如何に関係するか探りたい。
■工藤多恵会員(関西学院大学)
【題目】「理系学生X翻訳 読みを深めるための取り組み」
【概要】最先端の論文を読むため、理工系の学生にとって英語は重要なツールである。英語の授業でも科学系のリーディン教材をskimmingやscanningなどのスキルを使って速読する演習が重視されがちである。このような通常の授業内容とは別に、実験的に「翻訳」をタスクとして導入したところ、その課題の結果から、翻訳には正確に英文を理解する力だけでなく、コンテクストを意識した深い読みが必要とされることが示唆された。本発表では、翻訳がもたらす教育効果について考察する。
■南津佳広会員(大阪電気通信大学)
【題目】「逐次通訳訓練手法はモノローグ・スピーチの訓練にどこまで貢献しうるか」
【概要】本研究では、学部レベルにおける英語教育でのスピーキング指導にて、逐次通訳訓練で行われるノート・テーキング(通訳メモ)の訓練手法を応用して導入した結果を報告する。この通訳メモの訓練手法を応用し、学習者が 即応的に英語を産出する訓練を行った。通訳メモを導入する狙いは、学習者の言語産出プランを可視化させる ことができ、それを手がかりに、文法的に的確で論理的なモノローグを英語で制限時間内に即応的に構成させることにある。通年(90 分×30 回)で行った結果を分析し、学習者が発話に躓く際の発話メモのエラーの特徴やその介入などにも触れる。
問い合わせ先:
稲永知世(西日本地区長)
(inenaga@bukkyo-u.ac.jp)
第141回新語・語法研究分科会開催のお知らせ
更新日:2018年09月02日
第141回新語・語法研究分科会開催のお知らせ
日時:2018年9月8日(土)14:00~17:00
会場:中央区立産業会館 和室
(住所:〒103-0004 中央区東日本橋2-22-4 電話:03-3864-4666)
交通:地下鉄浅草線「東日本橋」駅下車。徒歩4分。
人形町・日本橋方面よりはB4出口を出て、目の前の清杉通りをAPAホテル前の信号で渡り「薬研堀不動院参道」(赤い旗が連立)を歩いて行くと、右側に見えてくる茶色の4階建てのビルが産業会館。浅草橋・押上方面よりはB3出口を出て、右斜め後ろの「薬研堀不動院参道」に入り直進する。右側に見えてくる茶色の4階建てビルが産業会館。
◆プログラム◆
1.新語・語法フォーラム 司会: 小池 温会員
2.研究発表
研究発表者: 鈴木 理枝会員 (東京情報大学教授)
発表題目: 「トランプ大統領のツイッター分析」
内容: トランプ大統領が2017年1月20日に第45代アメリカ合衆国大統領として
就任して1年半以上が過ぎた。この間、トランプ大統領は、公約を果たすため、アメリカファーストを掲げ突き進んできた。昨年、TPP、パリ協定からの離脱を表明、署名した。この間、世界はトランプ旋風に翻弄されてきた。特にツイッターでの北朝鮮の金正恩との言葉のやりとりは目を疑うものが多く、これまでの大統領と比較して、発信する言語が異なっている。しかし最近では、急激な歩み寄りを見せ、奇跡的に米朝会談がシンガポールで開催された。本発表では、トランプ大統領の北朝鮮に関するツイッターに焦点を当て、トランプ大統領の発信する言葉と感情の変化に注目する。
問い合わせ先: 新語・語法研究分科会 (代表)須永紫乃生
電話&Fax: 045-851-3728;(緊急連絡)090-1468-9541
会費: 400円。